
タイのSET指数ですが、最近の世界株安傾向の中、800ポイントをサポートにして堅調に推移しています。今後は800ポイントのサポートラインを割り込むか、850付近のレジストレベルを超えていけるからポイントになりそうです。
日本から直接海外投資が可能で注目されるタイSET市場の情報を記載するブログです。
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今日はタイ株と日本株の比較です。
日本人には、なじみのないタイ株ですから日本株と比較すると分かりやすいでしょう。以下は東証一部とタイSET市場の比較表です。
タイ市場と東証の比較 | 東証一部 | タイSET市場 |
上場会社数 | 1696 | 478 |
時価総額(兆円) | 500 | 16 |
平均PER | 19.57 | 8.32 |
平均PBR | 1.4 | 1.72 |
平均配当利回り | 1.16 | 4.17 |
こうしてみると、市場規模は日本の新興市場に近いです。PBRは東証一部より高いですが、平均PERは8倍台と財務的には割安に放置されています。平均配当利回りは4%台と高いですが、政策金利も日本より高く、長期の定期預金なら4%台のものがあるので一概に高配当とは言い切れません。中には年間配当10%を超える銘柄もあります。
478銘柄が上場しているSET市場にも日経225同様に、中心銘柄で構成されている指数があります。SET50指数です。SET50指数は、先物取引における指数先物とベンチマークを提供する目的で制定された時価総額加重平均額指数であり、SET上場企業の上位50社の株価から計算されます。この50社は時価総額が大きく、高い流動性を有しています。基準日は1995年8月16日です。SET50指数構成銘柄リストは6ヶ月毎に変更が行われます。
以下SET50の時価総額一覧
478社の時価総額の合計は約5兆強バーツですが、上位10銘柄の時価総額の合計だけで2.3兆強バーツと半分近くに達するくらいTOP10の銘柄に集中しています。SET50の中に至っては、10銘柄の時価総額合計が6割を超えています。セクター的には市場の約3割を占めるピンクのエネルギーセクター、水色の銀行セクターが目立ちます。
以下は上位10銘柄の詳細リストです。
1位 PTT
| シンボル | PTT | 業界 | エネルギー | 株価 | 218 |
| 利回り | 4.08 | 配当 | 5 | 配当日 | 6月30日 |
| PER | 6.56 | PBR | 2.44 | ROE | 42.88 |
| EPS | 19.80 | 時価 | 633839Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | 市場の時価の約3割を占めるエネルギーセクターの中心銘柄です。この会社1銘柄で、SET市場の時価の1割以上になる2001年設立のタイ国最大の国営石油会社です。 ビジネスの中心は天然ガスと石油です。探査・採掘は業界2位のPTTEPが担当しています。 石油精製、石油化学も展開しています。国内約1500箇所のガソリンスタンドも保有。1985年にタイ石油公団は同社の石油採掘部門をPTTEPとして分社化しました。 国のエネルギー政策の根幹に位置する国営企業です。タイでは石油自給率が40%ほどです。 | ||||
| シンボル | PTTEP | 業界 | エネルギー | 株価 | 107 |
| 利回り | 2.49 | 配当 | 1.71 | 配当日 | 6月30日 |
| PER | 12.19 | PBR | 4.37 | ROE | 40.92 |
| EPS | 4.62 | 時価 | 354832Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | PPTに次ぐタイエネルギーセクターの巨大会社です。そのPTTが6割超を出資する原油・天然ガス開発子会社です。 1985年に設立し、1993年に民営化しています。タイ国唯一の石油採鉱・生産企業です。タイ国のエネルギー政策の根幹に位置する国営企業です。出資子会社であるPTTEP インターナショナルは、マレーシア、ミャンマー、ベトナム、 中東、北アフリカに事業を有しています。 PTTEP はタイ国最大の確認ガス埋蔵量を有し、加えて多くの新ガス田発見の可能性を秘めています。 | ||||
| シンボル | SCC | 業界 | 建設 | 株価 | 228 |
| 利回り | 6.58 | 配当 | 7.5 | 配当日 | 6月30日 |
| PER | 8.91 | PBR | 3.84 | ROE | 29.9 |
| EPS | 14.32 | 時価 | 273600Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | 国内セメントシェア4割強をしめる建設セクター最大企業です。 傘下に鉄鋼、石油化学、セラミック、建材、紙パルプ、自動車産業を保有する複合企業。 王室財産管理局が大株主。セメントの国内供給を目的として1913年に設立されました。 | ||||
| シンボル | ADVANC | 業界 | 通信 | 株価 | 92 |
| 利回り | 6.80 | 配当 | 3 | 配当日 | 6月30日 |
| PER | 14.54 | PBR | 3.46 | ROE | 25.35 |
| EPS | 3.19 | 時価 | 273127Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | 通信セクター最大、携帯電話加入総数首位。首相タクシン氏が創業した SHINコーポレーショングループです。 コンピュータのレンタル事業で創業、 1990年に携帯電話事業ライセンスを取得し移動体分野で先行してきました。 現在のシェアは5割を超えるトップシェアです。シンガポール・テレコムが19.26%出資している。 | ||||
| シンボル | BBL | 業界 | 銀行 | 株価 | 106 |
| 利回り | 1.87 | 配当 | 1 | 配当日 | |
| PER | 11.16 | PBR | 1.43 | ROE | 13.32 |
| EPS | 5.02 | 時価 | 204246Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | 銀行セクター最大の支店網約600保有する商業銀行です。 オーナーのソーポンパニット家はノンバンク、証券、保険、不動産、繊維、 石油化学などに進出しています。 2代目のチャトリ氏の兄の陳有慶氏は香港でアジア商業銀行を中心に事業を展開中です。 | ||||
| シンボル | KBANK | 業界 | 銀行 | 株価 | 64.5 |
| 利回り | 1.94 | 配当 | 0.5 | 配当日 | 6月30日 |
| PER | 11.47 | PBR | 1.86 | ROE | 17.23 |
| EPS | 3.01 | 時価 | 153635Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | 銀行支店網約530の商業銀行大手です。 客家(華僑)のランサム家が1945年に創立しました。 国内約500店舗。海外支店4、駐在員事務所4。 合理的な経営でリストラ着手などは早いです。 | ||||
| シンボル | KTB | 業界 | 銀行 | 株価 | 11.7 |
| 利回り | 4.27 | 配当 | 0.5 | 配当日 | 12月31日 |
| PER | 9.36 | PBR | 1.54 | ROE | 17.78 |
| EPS | 0.77 | 時価 | 130803Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | 店舗数約600、海外支店10行弱の国営の商業銀行 金融機関再建開発基金(FIDF)が筆頭株主(87.3%) 中国の昆明に支店を持ちます。 | ||||
| シンボル | TOP | 業界 | エネルギー | 株価 | 60 |
| 利回り | 5.88 | 配当 | 3.5 | 配当日 | 12月31日 |
| PER | 5.39 | PBR | 1.82 | ROE | 37.83 |
| EPS | 5.38 | 時価 | 121381Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | エネルギーセクター3位。 2004年10月に上場した国営製油会社です。 | ||||
| シンボル | SCB | 業界 | 銀行 | 株価 | 59 |
| 利回り | 5.06 | 配当 | 3 | 配当日 | 12月31日 |
| PER | 11.10 | PBR | 2.12 | ROE | 20.2 |
| EPS | 2.05 | 時価 | 111653Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | 支店網約500の商業銀行大手です。王室財産管理局が大株主。 | ||||
| シンボル | PTTCH | 業界 | 化学 | 株価 | 77.5 |
| 利回り | 6.45 | 配当 | 5 | 配当日 | 12月31日 |
| PER | 5.82 | PBR | 1.57 | ROE | 23.19 |
| EPS | 7.36 | 時価 | 87663Mbaht | HP | 会社HP |
| コメント | 時価一位であるPTTの石油化学子会社です。 2005年12月に上場し 国内最大のオレフィン系製品の生産会社である。 タイオレフィンズ(TOC)とナショナル・ペトロケミカル(NPC)が統合し、 2005年12月7日に設立されました。 NPC、TOC共にはエチレン、プロピレン等を製造。 エチレン、プロピレンをタイで最初に企業化しました。 | ||||